病気を持つ方のご家族からの指摘について

昨日、僕が書いたブログについてお叱りの電話を頂きました。うつ病のお子さんを持つお母さんからでした。

 

「子供がうつ病で私なりに精一杯理解しようと頑張っています。それでもまだうまく理解できない。私はちゃんと話を聞いているのに子供は解ってくれないという。私の聞き方が悪いのか」という内容でした。

 

僕としては本当にすまなかったと反省しております。家族の方も本当に大変だという視点が欠落した内容だったかもしれません。病気の本人も大変ですがいつもそばにいるご家族もまたかなり大変です。本当に申し訳ありませんでした。

 

少し違う表現でご家族の方へのアドバイスをします。

 

心の病気を持つ方を抱えている家族にしてみれば治したいという焦りがあります。毎日近くにいるのですからご家族の心労は大変なものです。僕も長くうつ病だったので母は本当に大変だったと思います。人と人とのことですから感情的に言い争ったこともよくありました。それは当り前のことだと思います。

 

とにかく出来る範囲で充分ですから、冷静に客観的にきちんと聞くこと。それを頭に置いておくよう努めてください。そして焦らないでください。ご家族の方も病気の本人の方も焦らないでください。

 

焦らないこと。頭の片隅にいつも置いておいてください。そう出来ない時もあるのは当然です。人間ですから。ただ「焦らない」ことがとても重要なのです。

 

なるべく焦らない。